体の症状には必ず何らかの肯定的なメッセージがあることをみなさんはご存知でしょうか?
まず、この事をを知るにあたっては4つのストレスという概念を知って頂く必要があります。

4つのストレス

 

例えば、倦怠感(だるさ)があるとします。
さらに、コーヒー、紅茶、コーラ、栄養ドリンクなどに含まれるカフェインを毎日沢山取り続けると…

カフェインは興奮作用があり、交感神経が強制的に働きます。
疲れていて、体内にエネルギーが少ない状況でも、絞り出して体を活動させてしまうんです。

一見、活発に活動できていいじゃないかと思われますが、エネルギーが蓄積されるわけではないので
ダルい体を鼓舞するために、カフェインの過剰摂取を毎日続けてしまうと
遂には絞り出すエネルギーもなくなり、倦怠感が増し、ひどくなると動けないくらいになってしまいます。

 

なぜ、エネルギーがなくなると、体がだるくなるのか?

体を動かすエネルギーがなくなってくると、体は省エネモードになり、
エネルギーの消費を必要最低限に押さえるため、だるさを出してエネルギーを消費させないようにするんです。

人間が生命活動をするにあたって欠かせないのが、食べる事、寝る事。
体は省エネモードになると、生きるためにこの2つを優先します。

食べた後、分解し吸収するには、胃や腸を初めとする臓器を活発に動かさないとなりません。
これにもエネルギーが必要になるので、これにエネルギーを優先的に使う訳なんです。

寝るにもエネルギー(体力)が必要なので、これにエネルギーを使うために、日常生活の中で使うエネルギーは最小限にする。
これが、体の省エネモードになります。

体の症状は一見マイナスに捉えがちですが、このように何らかの肯定的な意図があるんです。
生きるために必要な事なんです。

 

痛みに関しても同じ事が言えます。

体は問題がある部分に痛みを出して警告します。(原因は痛みがある部分とは全く別な事が多い)
痛みが出るとその部分は動かせなかったり、動かしにくかったりします。

動かさない方が体の修復が速いからです。
このように、体の症状をメッセージとして捉えて、まず受け入れることが大事になります。

受け入れるというのは、症状に対してマイナスなイメージを持たず、
体が正常に反応しているんだと認識することです。

こういう意識を持つことが、まず改善への第一歩になります。