心と体はつながっていて、心の状態が体に表れる話はよくありますが、そこに頭を加えた話はあまり聞かないと思います。
心ー頭ー体はつながっている
心:感情
頭:思考
体:行動
心ー頭ー体がつながるとバランスが取れているので特に問題は出ません。
つながらないとバランスが取れないので不調が出やすい体になります。
心:感情
分かりやすくありそうな例をあげると、あなたは会社の上司に理不尽に怒られたとします。するとたいていの人は「なにー!!」と怒りの感情が出てきます。
頭:思考
その次に思考。「くっそー!殴ってやりたいな!」「ひと言言ってやりたいな!」という攻撃的な思考、もしかしたら中には「部長も切羽詰まってて大変だな」「怒りでもしなきゃやってられないんだろうな…」という慈悲の思考が出るかもしれません。
体:行動
慈悲の思考になればよいのですが、攻撃的な思考になると攻撃的な行動に出たくなります。しかし、ここで上司に何らかの攻撃をしてしまうと、会社を首になるかも知れない、刑事事件になってしまうかも知れない、という社会的な問題になってしまう可能性が出てきます。だから“がまん”という行動をしなければなりません。
がまんが続くと…
この“がまん”をしなければならない状況というのが、思考と行動、頭と体がつながってない状態になるんです。つまり精神的ストレスになります。
このような状況が続いてしまうと、体は精神的ストレスから身を守るために感情や感覚を鈍らせます。鈍らせれば上司に怒られても「なにー!!」という怒りの感情が出ないで済む。この感情が出なければ、思考も行動も攻撃的にはなりません。こうなると心ー体ー頭のバランスとしてはよいのですが、感覚を鈍らせるという身体的問題が残ります。
感覚を鈍らす症状の例としてはこのようなものがあります
□ 味覚障害 何を食べても味がしない、もしくは味が薄い
□ 温度感覚の鈍化 暑いのか寒いのか分からない
□ 過食症 食べても食べても満腹感がない
□ 無気力 何に対しても興味がわかない
一見するとマイナスに思われる症状ですが、“感覚を鈍らせて精神的ストレスから身を守る”という肯定的な意図があります。
対策
まず、上記の様にならないための対策としては、感情を出すという行動をします。といっても上司に攻撃的になるのではなく、ぬいぐるみでも、人形でも、布団でも枕でもいいので、それらを上司に見立て、言いたい事、やりたいことをしましょう。ただし、社会的に問題にならない誰もいないところで行ってください。海に向かって「ばっかやろー!」なんて叫ぶのもいいかもしれません。これで心と頭と体はつながり精神的にも肉体的にもバランスが保てます。
もし、感覚の鈍化が始まり症状が出ているのであれば、ぜひ当整体院にお越しください。感覚の鈍化を自律神経専門の施術によって改善していきます。
くわしくはこちら⇒プロフィール